MOBILEプロジェクト

プロジェクト概要

MOBILEプロジェクトとは

MOBILEプロジェクトは、顧客が購買に至るまでのカスタマージャーニーを明らかにし、それに対応したデジタル・モバイル販促の総合的な活用法を考える研究プロジェクトです。

2020年春以降の新型コロナウイルス感染症の流行を契機に、リアル店舗を利用するショッパーの行動は大きく変化しています。流通業がこれに対応して行くためには、店頭だけでなく、来店前の情報収集や買い物計画の段階から、顧客の行動やインサイトを把握していく必要があります。

MOBILEプロジェクトでは、研究用の消費者モニタを対象とした買い物調査を実施し、購買履歴データと紐つけて分析することで、その行動の要因を明らかにし、顧客接点としてのモバイルを効果的に活用するための知見を報告します。

MOBILEMarketing Organization for Buyers’ Insight and List Enhancement
「購買者インサイトと買い物リスト強化のためのマーケティング機構」

カスタマージャーニー理解の重要性

来店前における購買意思決定の瞬間(いわゆるZMOT)のチャンスが増大

  • 購入前のタッチポイントの増加・多様化
  • コロナ禍での来店頻度減少による相対的な影響力増
これまでの店頭施策と連携しつつ、効果的な来店前アプローチを実施するために
来店・購買に至るまでの詳細な購買行動を明らかにすることが必要

プロジェクトの目的と調査手法

今年度の取り組みでは、以下の3つを大きなねらいとしています。

●チラシやインストア施策の効果など、来店前の計画購買と店内行動の関係性を明らかにする
●来店頻度や過去の購買ボリュームと、計画購買における関係性を明らかにする
●デジタル施策の接触有無による購買効果、デジタルのタッチポイント創出の示唆を得る

実証は、小売業のカード会員から募集した調査協力モニタに対する買い物調査の結果と、モニタの購買履歴データの分析によって行います。

アウトプットイメージ

今年度は、分析を通じて右記のテーマに関するアウトプットを提供します。
研究成果については、報告会および報告資料により提供します。

分析テーマ 活用領域
価格 販促 CRM 予測
モバイルクーポンの各種スペックとの関係    
来店頻度、顧客ランクや買物価値観との関係      
顧客の購買履歴・買物メモからの計画購買予測  
カテゴリーの計画購買の発生要因    
店外での情報接触と購買の関係