新型コロナ下の消費と流通Webセミナー
~これまでのレビュー+今後の展望と課題~

本セミナーは終了いたしました。
多数のご参加ありがとうございました。

開催日時 2020年8月5日(水)、6日(木)いずれも13:30~17:00頃
*途中1回休憩をとります
報告者 (公財)流通経済研究所 理事/拓殖大学名誉教授 根本重之
開催方法 Zoom のWebinar方式によるリアルタイム配信
参加費 1名様につき税別30,000円
参加対象 食品・日用品などの最寄品のメーカー、卸売業、小売業、およびそれら企業をサポートする専門分野の企業の方々
*一部お申し込みをお受けできない業種がございますこと、ご了承ください。

 新型コロナウイルス国内初感染の確認日を起点としても、すでに半年に近い時が経とうとしています。
 そうしたところ、消費、流通のこれまでの動向を整理するとともに、今後について検討するため、本セミナーを開催させて頂きます。
 検討の対象とする消費市場は食品、日用品を中心とする最寄品、小売業態はGMS、SM、CVS、ドラッグストア、HC、生協、そしてECです。

 午後半日のセミナーですが、まず前段で、業界統計、経産省「POS小売販売額指標」、主要チェーンの既存店売上高、第1四半期決算などの数字をベースに、新型コロナ下、上記の各小売業態、その主要チェーンの状況をレビューし、注目点、課題などを抽出します。
 ECに関しては、総務省「家計消費状況調査」により品目別のEC月次消費支出額の推移を見るとともに、アマゾンの最近の展開、その意味合いなどを把握します。

 後段では、今後の雇用、所得、消費などの見通し、行政の感染症警戒態勢の変化、1.7兆円近い予算を組んだ「Go Toキャンペーン」などの政策の影響、リスクも踏まえ、今後の状況を展望します。
 またそれを通じて感染症第2波がどのようなものになるかも想定し、小売業、卸売業、メーカーの短期課題、長期課題を考えます。
 そして最後にデリバリー・サービスのありかたについても検討します。走り続けるアマゾン、新たなシステム系のベンチャーなどの動きも踏まえ、とくに既存のネットスーパーについては、出直し的な改革を提案します。
 不安定な状況が続くうえ、見えない部分も多々ありますが、鋭意準備を致しますので、ご参加をご検討下さいますようお願い申し上げます。同じ話を2回致しますので、ご都合のよろしい方をお選び下さい。

プログラムの概要

●新型コロナ下での主要小売業態の動向

-業界統計で見る小売業態の基本的な動向
 ・SM3団体、JCAスーパー、JFAコンビニ、日本生協連など
-経済産業省「POS小売販売額指標」(原データ:インテージSRI)によりスーパー、コンビニ、ドラッグストア、ホームセンターの週次販売額前年同期比増減率を読む

●新型コロナ下での主要業態・主要チェーンの動向

-主要業態・主要チェーンの既存店月次売上高の推移から見えること
-第1四半期決算のポイントから
-主要チェーンの新たな展開、注目すべき動向から

●新型コロナ下でのEC消費支出の動向

-総務省「家計消費状況調査」による全体および品目別のEC月次消費支出額の推移
-アマゾン・ジャパンの最近の展開と影響・・・置き配とアマゾンフレックスなど
-対抗としてのshopifyなどの動向と問題提起

●今後の経営環境の変化と主要なスケジュール

-基本的には人口減少・高齢化、市場の縮小が進んでいる
-今後の雇用、所得、消費などの見通し
-政府、主要な自治体の新型コロナ感染症・警戒態勢の変化
-Go Toキャンペーンなど、政府の施策の進捗とリスク
-その他:マイナポイント導入、たばこ値上げ、酒税率改定など

●新型コロナウイルス感染症の今後・・・この秋冬、そしてその後をどう見るか

-第2波到来ありと見て準備をしたい・・・問題は時期と大きさ
-第3波以降もあり得る
-そうしたところでの消費需要の変化と各小売業態に与える影響

●新型コロナ下での競争戦略・・・短期課題と長期課題

-まず店舗や商品の抗ウイルス性で競合優位を確保する
-消費者の生活、意識、欲求の変化への対応で競争優位を確保する
-本質的な課題に取り組み長期的な競争優位を確保する

●長期的に需要が高まり続けると考えられるデリバリー・サービス

-これまでのネットスーパーは限界・・・システムも、対消費者取引条件も
-ネットスーパー、デリバリー・サービス展開企業の新たな展開
-今後のデリバリー・サービスのあり方
-店舗・ECを統合したDX付きの枠組みのなかで考える

●おわりに

-読めていなかった感染症時代の到来・・・今回のコロナだけに終わらない

おことわりとお願い

  • 状況によりプログラムに一定の変更を生ずる可能性があります。
  • 配信は、Zoom により市ヶ谷の(公財)流通経済研究所から有線LAN経由で行います。
  • 快適にご視聴頂けるよう鋭意努力致しますが、一部雑音が入る可能性がありますこと、また通信の状況によりお聞き苦しい状況が発生するおそれがございますことあらかじめご了承ください。
  • 当日の受信方法は近づきましたらご案内申し上げますが、受信環境、受信音量等につきましては、ご参加者各位でご準備、ご調整頂きますようお願い申し上げます。
  • テキストは、前日にパワーポイントを2アップでPDFにしたものをご提供申し上げます。なお、本セミナーのテキストである旨を示す薄めの透かし等を入れさせて頂く予定です。

お問い合わせ先

公益財団法人流通経済研究所
担当:黒沢、後藤
住所:〒102-0074 東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル10階
電話:03-5213-4533 FAX:03-5276-5457